元看護福祉学部の奥西栄介名誉教授が日本ケアマネジメント学会の第25回福井研究大会長を務めました

2026年7月10日 

 一般社団法人日本ケアマネジメント学会の第25回研究大会が5月23、24両日、福井市アオッサ、ハピリンホールで開催され、元看護福祉学部社会福祉学科の奥西栄介名誉教授が大会長を務めました。
 同学会は2001年に発足し、会員数約2600名、日本老年学会を構成する7つの学会の一つです。大会テーマは「暮らしを耕すケアマネジメント~福井の國から、いのち・日常・環境にかかわるケアマネジャーの仕事を考える~」です。農の営みのように、ケアマネジャーは、人の暮らしと地域社会を地道に、丹念に耕していく仕事であるというメッセージを「暮らしを耕す」というテーマに重ねました。ケアマネジャーをはじめ介護に関わる人が、介護される人の「できないことをできるようにする」、「できないことを減らす」ことばかりに焦点を当てるのではなく、その人の人生の物語や価値観、大切にしてきた習慣、誇り、地域との関係性に目を向けるケアマネジメントを実践するという趣旨です。
 大会には両日で約900人のケアマネジャー(介護支援専門員)や研究者が全国から参加し、池端幸彦福井県医師会会長の大会基調講演をはじめ、教育講演、特別講演、11のシンポジウム、2つのワークショップ、63の口頭発表とポスター発表がありました。また、福井県、石川県、富山県の介護支援専門員協会のケアマネジャーによる総勢50名を超える実行委員会が結成され、北陸3県がワンチームとなって本大会の運営にあたりました。
 大会基調講演で池端県医師会会長は、「これからのケアマネジャーの使命 医師が問う2040年に向けたケアマネジメントの近未来~そのケアプラン、人生を支えていますか!?」のテーマで講演され「病気を抱えながら生活を支える医療が必要になる」と述べ、医療と介護が一体となった支援体制の重要性を強調されました。また、大会長講演で奥西名誉教授が大会テーマについて講演し「ケアマネジメントはその人らしい生活の質の向上を支援する仕事。ケアマネジャーは、単にサービスを調整するのでなく、本人の思いや強みを丁寧に掘り起こし、家族や地域資源と結びつけながら生活の基盤を整えていく専門職。ケアマネジメントは、他者との満ち足りた関係を維持しつつ、地域社会とのつながりを実感し得る、豊かな人々の暮らし、地域共生社会を地道に耕すプロセス」と述べました。
 研究大会では、人の生活を支えるケアマネジメントの本質、そして、ケアマネジャーの仕事のあり方について、多面的に熱心な議論が展開され、盛会のうち無事終了しました。

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奥西名誉教授
写真1.奥西栄介名誉教授

大会長挨拶
写真2.開会式であいさつする奥西名誉教授

池端先生
写真3.大会基調講演を行う池端先生

大会長講演
写真4.大会長として講演する奥西名誉教授

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