先端セミナー(2018/12/17)
生物資源学先端セミナー
演 題
日本初のデュラムコムギ品種「セトデュール」の育成および
パンコムギ遺伝資源を用いた穂発芽耐性の向上
演 者
農研機構・西日本農業研究センター・ムギ類育種
加藤 啓太 博士
日時
平成30年12月17日(月曜日)
16:00~17:00
場所
生物資源学部棟1階 会議室
連絡先
担当教員名 村井(内3618)
ご来聴を歓迎いたします。
福井県立大学生物資源学科
(0776)61-6000
これまでパスタ用のデュラムコムギの国内での栽培は行われてこなかったため、
国内で消費されてきたパスタ製品は輸入麦に依存してきた。
そのため、所属する西日本農業研究センターでは日本初のデュラムコムギ品種
「セトデュール」育成した。当品種は早生性を指標に選抜され、梅雨の降雨に
遭遇する前に収穫可能である。しかし、梅雨の降雨に起因する穂発芽抵抗性や
赤かび病害抵抗性などは十分ではないため、栽培適地は温暖少雨の瀬戸内地域
に限定されている。そのため、穂発芽耐性や病害抵抗性を付与した後続系統を
育成中である。
本発表では、以下の2点について紹介する。
1.当該品種の育成と特徴、
2.穂発芽耐性向上に向けた育種の現状 (Kato et al. 2017)
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