2023年5月3日に、本学教員の研究論文が科学誌において世界的権威のある Nature Communications 誌に掲載されました。
生物資源学部生物資源学科・濱野 吉十 教授らの研究グループと台湾中央研究院・Tsung-Lin Li 教授らの研究グループによって構成される共同研究グループは、ストレプトスリシン類の抗生物質を創り出す微生物の新規酵素を発見し、その機能を世界で初めて証明しました。その研究論文は、5月3日に世界的権威のあるNature Communications誌に掲載されました。
本研究の成果は、新しい酵素反応の仕組みを世界中の生化学者に提供するだけでなく、本酵素の応用利用により多剤耐性菌に対して有効な新規抗生物質の創製が期待され、下記の日時で記者会見が行われました。
日時 :令和5年5月19日(金曜日)10:00 ~ 11:00
場所 :福井県立大学永平寺キャンパス 地域経済研究所 1階企業交流室
説明者 :生物資源学部・生物資源学科 教授 濱野 吉十、准教授 丸山 千登勢
<論文情報>
研究論文 N-Formimidoylation/-iminoacetylation modification in aminoglycosides requires FAD-dependent and ligand-protein NOS bridge dual chemistry(アミノグリコシド系抗生物質のN-ホルムイミドイル化/N-イミノアセチル化修飾はFADと結合基-タンパク質のNOS結合を要求性する)
著者 濱野吉十 教授(研究代表者、福井県立大学)
Tsung-Lin Li教授(研究代表者、台湾中央研究院)
他14名
共同研究先 台湾中央研究院・北海道大学
掲載雑誌名 Nature Communications(Natureの姉妹紙)
公開URL https://www.nature.com/articles/s41467-023-38218-w
公開日 2023年5月3日
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