1月21日（火曜日）、経済学部生対象の「中国の企業と経済」（加藤健太郎准教授担当）において、弁護士・福井県議会議員の山浦光一郎様をゲストスピーカーにお迎えし、「中国を学問で切る～中国の現状と未来～」と題して講義を行いました。

山浦先生は福井市出身で、東京で弁護士として10年以上研鑽を積まれた後、福井に戻られました。その間、経済産業省に出向し「模倣対策専門官」として、中国をはじめとする各国との知財交渉のご経験があるほか、中国の北京語言大学、米国のシカゴ大学ロースクールへも留学されています。

講義では、ご自身と中国との関わりのほか、歴史的事象を経済学（ゲーム理論）、法学（国際法）、政治学（支配の正当性）などの視点から分析し、現在の国際紛争を読み解く際にも、こうした分析手法が有効であること、「中国だから」というステレオタイプで判断・批判するのではなく、具体的な根拠・基準に基づいた議論が必要なこと、などについてお話しいただきました。