武藤昌三客員教授を講師にお招きして、ものづくりの強み・楽しさについてご講義頂きました

1月30日(月曜日)の経営学科専門講義「生産管理論Ⅱ」の最終講義において、本学客員教授でシンフォニアテクノロジー株式会社代表取締役会長の、武藤昌三(ぶとうしょうぞう)氏をお招きして、「ものづくりの強み・楽しさ」についてご講義を頂きました。

講義においては、経営危機を迎えるなかで半導体製造装置産業への参入を図り、高い技術的なハードルを乗り越えて事業を軌道に乗せ、ロードポートという製品で世界シェアトップに上り詰めた経緯と、キャッシュフロー経営による財務体質強化のための取り組み、そして、環境関連分野をはじめ、再生医療、農業分野、宇宙分野などへの挑戦について、わかりやすくご説明頂きました。

その後で、経営学科卒業生の興津蓮(おきつれん)さんより、ご自身が担当する航空宇宙システムの営業に関する業務内容の紹介と、受け身になりがちな学生と主体性が求められる社会人との違いについて、後輩達にアドバイスをして頂きました。

武藤昌三氏

本学客員教授でシンフォニアテクノロジー株式会社代表取締役会長の武藤昌三氏

講義の様子

経営学科卒業生の興津蓮さん

経営学科卒業生の興津蓮さん

〇講義を受講した学生の感想
かつては債務超過の危険があるなかで、品質や納期の順守を徹底するという意識で、愚直に半導体について研究や製品企画、製造を行うことによって財務体質を好転させることができるということが自分にとって驚きでした。また、再生医療、農業、更には宇宙まで、非常に幅の広い分野に挑戦することができるのは、やはり日本企業の強みである高品質であるからこそではないかと考えました。

武藤会長は、技術者として未来を常に考え理想を追及すると同時に、お金の流れや工程管理、そして会社全体の雰囲気作りなども徹底されていたことに感銘を受けた。成功することは決して簡単なことでなく、実際に努力が実を結ぶことは少ないかもしれないが、どう夢・目標・課題と向き合うかが重要であり、成功・失敗に限らず、挑戦する過程から得られるものは必ずあるため、「とりあえずやってみよう」という前向きな姿勢が大切なのだと改めて感じた。

卒業生の方のお話でも、受け身ではなく失敗しても挑戦していく主体性が社会人には必要だと聞き、これから何事にも失敗を恐れずに挑戦していくことが大事だなと思いました。興津さんは部活の先輩なので、社会人としてご活躍されている姿を見られたことに驚きました。


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